注目の飲み薬・フィナステリド(プロペシア)の効果と副作用

薄毛治療に使う薬と言えば、これまではミノキシジルが有名でしたが、
近年注目が高まっているのが、飲み薬の「フィナステリド(プロペシア錠)」です。

 

元々は前立腺肥大症・前立腺がんなどの治療のために使われていた薬ですが、
そんな中で、「フィナステリドを投与した患者の毛髪が増えている」ということが徐々に知られるようになり、
AGA=男性型脱毛症の治療にも使われるようになりました。

 

そんなフィナステリドの効果と注意点についてご説明しましょう。

 

フィナステリドは男性の脱毛に期待大!

フィステナリドの効果を示すものとしては、
2006年に川島眞氏ら臨床皮膚科によって発表された
臨床試験結果が代表的なものとして挙げられます。

 

この試験結果の報告の趣旨をざっと説明すると、
「プロペシア錠1mg(=フィナステリド)を1日1回投与したところ、
3年たっても98%の患者が、AGAの進行を食い止めたままの状態でいることができた」
という結果が出ています。

 

川島氏は、2004年にもフィナステリドに関する論文を発表しており、

 

24歳から50歳までの、軽度〜中程度のAGAの男性を
「プロペシア1mg投与」「0.2g投与」「プラセボ(偽薬)投与」の
3グループに分けて1年間様子を見たところ、

 

1mg投与グループは58%が改善、進行は2%、
0.2mg投与グループでも54%が改善、進行は5%という結果が出ました。
これに対してプラセボグループは、改善が6%で進行が22%となりました。

 

フィナステリド投与グループとプラセボグループでは、
明らかに改善率・進行率に大きな差が出た、ということが分かりますね。

 

 

フィナステリドの注意点と副作用は?

というわけで、フィナステリドは、AGAに悩む男性にとっては、
かなりの期待が持てる薬である、と言えます。

 

ただし、先にご紹介した臨床試験等においても、
長期の投与での経過観察をしていることからも分かるように、
この薬に即効性を期待することはできません。

 

2〜3ヵ月ぐらいから変化のきざしが見えはじめ、
半年前後でハッキリとした効果を実感する、というケースが多いようです。

 

さて、気になる副作用についてですが、
性欲減退・勃起機能の低下・精子減少など、
性にまつわる副作用が出る可能性が多少あります。

 

ただ、副作用が出る確率はせいぜい数%程度という低い確率なので、
フィナステリドは基本的には「医薬品としては比較的安全性が高い部類」だと言えるでしょう。