植毛の治療内容と種類について

昔から「薄毛治療の最終手段」という位置づけで知られているのが、
物理的に頭皮に髪を植える「植毛」です。

 

植毛は自家植毛と人工毛植毛の2種類がある!

植毛のやり方としては、自分の毛髪を使う
「自家植毛」と、人工毛髪を使う「人工毛植毛」とがあります。

 

自家植毛は、後頭部や側頭部など、
髪が豊かな部分を頭皮ごと切り取り、それを薄毛の部分に移植する、というものです。

 

メスで大きく頭皮ごと毛根を切り取るのが主流ですが、近年では、
「直径1ミリ弱程度でくり抜いて、大きな傷跡を作らないようにする」
という手法を取っているところも多いですよ。

 

ただし、このくり抜きタイプの植毛は、基本的には狭い範囲の植毛にしか適しません。

 

これに対して人工毛植毛は、人毛と見た目がそっくりな人工毛を、頭皮に植えつけます。

 

昔は「頭皮に人工毛をとにかく植える」というだけの治療法でしたが、
近年では毛根部分にコラーゲンを化学的に結合させ、
頭皮との適合性を高める工夫がなされているものもあります。

 

それぞれの植毛法のメリットとデメリット

自家植毛のメリットは、自分の髪を毛根およびその周囲の組織ごと移植するので、
最終的な生着率が高い、ということが挙げられます。

 

ただし、移植後1ヵ月前後で、いったん移植した髪が抜け、
その後に生えてくる、という感じになるので、治療後もいったんは、
ヒヤヒヤする状態にさせられてしまいます。

 

また、メスやくり抜きパンチなどで、ドナー部分の頭皮に傷が残る、
というのも大きなデメリットと言えるでしょう。

 

人工毛植毛のメリットは、「自分の頭皮を切り取る必要はないので、
傷跡を気にする心配がない」ということ。

 

しかし、当然ながら人工毛の毛根は生きてはいませんから、
「植毛した毛はやがて抜け落ちてしまい、その後に生えてくることもない」
というのが最大のデメリットです。

 

毛根部分にコラーゲンを結合させるなどの工夫をしているものは多少長持ちしますが、
それでも1年から長くても数年、といったところです。

 

薄毛治療の費用と注意点

薄毛治療の費用は、1000本前後で自家植毛なら50〜80万円程度が目安で、
メスで頭皮を切るタイプよりも、くり抜くタイプのほうがやや高額になる傾向があり、
人工毛植毛なら20〜30万円程度が目安です。

 

しかし、植毛は費用面だけで比較するのではなく、
医師の腕を重視して選ぶことが何よりも大切。

 

植毛の成功率・見た目の良さは医師の腕に大きく左右されますので、
植毛の経験が豊富な医師に施術してもらえるクリニックを選ぶようにしましょう。