赤色LEDを使った育毛器は効果あるのか?

近年、ネット通販などで、「赤色LEDを頭皮に照射することで育毛を促す」
という趣旨の育毛機器が出回ってきていますが、これは本当に効果があるのでしょうか?

 

赤色LEDが育毛に役立つと考えられる理由

ではまず、「なぜ、赤色LEDが育毛機器に使われるようになったのか」
という点からご説明しましょう。

 

赤色LEDは、緑や青のLEDと比べると、
「まるで赤外線のような温熱作用を肌にもたらす」という力がありますので、
頭皮に当てれば温熱作用による血行促進効果が期待できます。

 

また、美容皮膚科や美容外科などでは、
「赤色LEDには細胞の新陳代謝を活性化させたり、炎症や老化の抑制をする作用がある」ということで、
アンチエイジングの美容治療のために、赤色LED搭載の機器を導入しているところもあります。

 

そして、2011年には、大阪大学医学部付属病院の乾 重樹助教授による、
ラットを使った実験で、「ヘアサイクルが休止期に入っているマウスの毛をそり、
赤色LEDを照射するグループと照射しないグループに分けたところ、照射したグループのほうが、
毛が生えてくるのが早かった」という趣旨の報告がなされています。

 

家庭用機器はまだ力不足?

というわけで、赤色LEDは、理論的にあるいは実験報告の結果からは、
薄毛対策として期待が持てると言えそうです。

 

しかし、やはり家庭用の機器は「コンパクトにしなければいけない&安全性最優先」
ということもあり、医療機関にある機器と同じレベルにするのは難しく、現状では、
家庭用機器では「少しだけ温かさを感じる」など、多少の効果を感じられる程度という状況です。

 

全く役に立たないというわけではないのですが、劇的な効果を求めるのは厳しいと言えるでしょう。

 

また「照射のために、長く手で機器を持っているのがつらい」という声もあります。

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